- ビジネススキルアップ~一流のビジネスパーソンになるために~ 組織マネジメント編
- 2020.05.26
組織について
個人で活動している方もおりますが、
ビジネスはほとんどが組織で動いているといっても過言ではない。
では組織にどういった種類があるだろうか。
組織構造の種類について
組織の種類は大きく4つに分けられる。
・組織構造モデル:職能別組織(機能別組織)
・組織構造モデル:事業部制組織
・組織構造モデル:カンパニー制組織
・組織構造モデル:マトリクス型組織
それぞれのメリット、デメリットなど詳細をみていこう。
職能別組織(機能別組織)とは
業務の種類毎に構成されるのがこの職能別組織である。
総務部、営業部、マーケティング部、制作部などといった体系である。
日本での多くの企業はこの組織形態である。
◎メリット
業務の役割分担が明確
スペシャリストの育成が早い
▲デメリット
部門内でのトラブルが多くなりがちである
市場変化の対応が遅くなりがちである
などがあげられる
事業部制組織とは
各事業で部署を分けるといった組織形態のことを指す。
電機メーカーで例えると
テレビAV機器部門、冷蔵庫洗濯機部門、照明器具部門といった分け方である
また、人材派遣業界で例えるすると
オフィスワーク事業部、福祉関連事業、製造関連事業、物流関連事業といった分け方である。
◎メリット
事業部単位での決定を行うことで、事業速度をあげることができる
▲デメリット
事業部間での連携がうすくなる
などがあげられる
カンパニー制組織とは
事業部制組織をさらに独立させた形態である。
分社化なども一種のカンパニー組織といえよう。
~~ホールディングス、~グループなどの社名を耳にしたことがあるかと
思うが、こればカンパニー制組織であることを示しているケースが多い。
◎メリット
事業速度のさらなるスピードアップ
将来を見据えた人材育成の場
事業変革の対応がしやすい(売却など)
▲デメリット
分社されるため、全社統一がしにくい
カンパニー間での連携がより取りづらくなる
などがあげられる
マトリクス型組織とは
機能別組織と事業部制組織のそれぞれの持つメリットを
組み合わせた組織構造である
◎メリット
各部門を横断する体系となるため、シナジー効果が最大限に発揮しやすい
▲デメリット
指揮命令者が複数いることになるので、意見が割れることがある
などがあげられる
自分の会社の組織はどれに属していたであろうか。
それぞれにメリット、デメリットもあるため
どれが一番良いということはなく、現在の企業のステージにおいて
適正な組織を組むことが一番重要であるといえよう。